文章のプロ直伝!素人でもプロ並に書けるようになる5つのテクニック

文章力は、ビジネスの世界で、今まで以上に非常に重要なスキルとなっている。

例えば、広告やダイレクトメールなど、消費者に向けてのメッセージは文章力に大きく依存する。

また、興味のある人に対してコンタクトを取って、アプローチする際も、あなたの書くメールや手紙などの文章の内容によって、成否は大きく左右される。

思い返せば、私は、社会に出る前の学生の頃から、大学で、大量の本を読み、週に2〜3本のエッセイを書いたり、レポートを提出したりしていた。

そして、こうやって培って来た文章力によって、ビジネスにおける様々な面で得をしていることを実感している。そこで本日は、私が実際に使っている文章テクニックを5つご紹介する。

この通りに書いて頂くだけで、プロの文章に限りなく近くなることをお約束する。

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1.反応率の高いタイトルの3つの型を知る

文章において一番大事なのはタイトルだ。なぜなら、8割の人はタイトルだけを見て、その記事を読み進めるかどうかを決めるからだ。突然だが、次の2つのタイトルを見てみよう。

  • ①言葉遣いが間違えてないか不安ではないですか?
  • ②あなたはこんな言葉遣いの間違いを犯していませんか?

とても微妙な違いなので、一見、大したことないように思われるかもしれない。

しかし実際に、①と②を比べると、②の方が、高い反応を得られる。なぜなら、前者は、「なんかお固い説教みたいな内容か、それとも、何かの売り込みなのかな?」と想像されてしまう。一方、後者は、「自分も間違った言葉遣いをしているかもしれないからチェックしてみよう」と思わされる。

こうした微妙なニュアンスの違いだけで、読んでもらえる確率が大幅に変わる。そして、反応率の高いタイトルには、あらかじめいくつかの「型」が存在する。それが下記の3つの型だ。

反応率の高いタイトルの3つの型

  1. 「得」を強調する:これは最も安定して効果を見こめるものだ。『明日からスッキリとした寝覚めを手に入れるための快眠法』『集中力を養う方法』など、相手の立場にたってベネフィットを伝えよう。
  2. ニュース性:ニュース性が高いタイトルも読者の興味を惹きやすい。例えば、『2012年に、大ブレイク確実のスタートアップビジネス』『4月1日にAppleが新商品をリリースします!』など。
  3. 好奇心:当たり外れは前者の2つと比べて大きいが、好奇心を刺激するタイトルは時に大きな結果をもたらすことがある。。例えは悪いくて申し訳ないが、『風俗に行ったら人生が変わった』など。

あなたがタイトルを作る時は、最初のうちは、これらのパターンを試して、反応を確かめてみよう。また、新聞や雑誌を読んだり、パソコンをしている時に、興味を引かれたタイトルがあったら、片っ端から保存していこう。

タイトルの作り方に関して、更に深めたい方は「組み合わせて使うだけで高い成果を出すキャッチコピーの基本型30選』を読んでみよう。


2.高い精読率を出す書き出しの5つの型を知る

タイトルの次に重要なのが、出だしの文章だ。タイトルに興味を引かれて、本文を読み進めようとしてくれた読者は、必ず出だしの一文を読む。この出だしの一文が、読者をガツンと捕まえて離さないものになっていると、精読率は、グンと上がる。

突然だが想像してみて欲しい。

あなたは、お気に入りのコートが古くなって来たので、長く愛用できるダウンジャケットを探しに出かけたとする。歩いているうちに、「世界のセレブが愛用する、カッコいいダウンジャケット新入荷!」という看板が目に入った。興味を持ったあなたは、さっそく店に入ることにした。

すると、すぐさま、店員がやってきて、「今の流行は花柄のシャツですから、どうのこうの・・・。」なんて言われたら、どう思うだろうか?おそらく、不快に思い、店を後にすることだろう。店員は、お客さんの興味を捕まえることに失敗したのだ。

実は、この店員と同じことをやっている文章はとても多い。あなたは、文章で、これと同じ失敗をしないように、効果的な書き出しの型を覚えておこう。

出だしの書き方の5つの型

  1. 意表を突く書き出し:意表をつくような話や、奇抜なしかけによって、読者の興味を惹き付ける方法だ。例えば、
    タイトル:「世界初の○○○○の香水が誕生」
    書き出し:「私は2匹のスカンクがいる檻に閉じ込められた」
  2. 驚きを与える書き出し:意表を突くものよりも、もっと衝撃的な書き出しだ。例えば、
    タイトル:「夫婦の性生活を充実させるための秘訣」
    書き出し:「昨晩、妻を寝とられた。しかもお金まで・・・」
  3. テレビ型の書き出し:文字通りテレビで番組で頻繁に見るパターンだ。例えば、
    タイトル:「60秒後、あなたは感動せずにはいられない」
    書き出し:「そのとき、乗客の全員が、感動の涙を流した。」
  4. 予告型の書き出し:本文の内容を簡単に予告する始め方だ。例えば、
    タイトル:「○○社が新薬を発表」
    書き出し:「10年前は、治療法はなかったそうだ」
  5. 名言から始める:冒頭に誰もが知っている力のある言葉を並べ、読者の心をとらえる書き出し方だ。例えば、
    タイトル:「今後、5年以内に独立したい方へ」
    書き出し:「人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある」

いかがだろうか?書き出しをちょっと工夫するだけで、読者が、あなたの文章を最後まで読み進めてくれる確率は大幅に上がる。文章を、タイトルとのバランスが取れた書き出しから始めるように意識してみよう。


3.三段論法を使って本文に説得力を持たせる

もし、自分の書く文章にいまいち説得力が足りないと感じていたら、ぜひ、三段論法を使って文章を組み立てることを意識してみて欲しい。三段論法は、おそらく最も頻繁に使われている説得テクニックの1つで、具体的には以下のような論証方法を取る。

  • AはBである。
  • そして、BはCである。
  • つまり、AはCである。

ある心理実験によると、三段論法を使った場合と、使わなかった場合とでは、説得効果に3倍の違いがあった。

例えば、あなたは、飛行機のチケットを買う行列に並んでいるとする。飛行機の出発時刻が30分 後に迫っているあなたは、悠長に列に並んでいては間に合わない。その時に、

「列を譲って頂けませんか?」 と言った場合と、

「私が乗らなければいけない飛行機は30分後に出発してしまいます。その飛行機に乗らなければミーティングに遅刻し大きな損害を受けてしまいます。もし、列を譲って頂けたらミーティングに間に合います。どうか私に列を譲ってくれませんか?」

と言った場合、列を譲ってくれる確率が大きく変わる。

このように三段論法を用いた高い説得力を持つ文章構造のことを、別名ピラミッド構造と呼ぶことができる。

(右図参照)

詳しくは、「基本文章術!説得力が10倍になる誰にでもできる文章の書き方」で解説しているので、併せて確認しておこう。

この文章の基本をマスターすると、あなたは、もう説得力のある文章作成に困ることはなくなる。


4.2つの文章校正法で完成度を倍増させる

文章を書いたら、必ず文章を校正する癖を付けておこう。文章校正の最も効率的な方法は以下の2つだ。

  1. 書いた文章の量を半分にする
  2. 周りの人に率直な意見を聞く

1つずつ説明しよう。

まず、良い文章を書くための秘訣は、まず、何も考えずに、量を意識して書いてみることだ。その後に、不必要な部分を削ることだ。一般的に、文章は不必要な部分を削れば削るほど、質が上がる。しかし、最初から、○○○○文字以内に抑えようとして書くと質は上がらない。

なので、例えば、一つの記事を1000文字以内に抑えたいのであれば、まず2000文字書いてから、不必要な部分を削るようにしよう。これだけで、文章の質が大幅に向上する。

また、書いたばかりの文章に対して、信頼している人から意見を求めると参考になる。ほとんどの人は、優しいので、率直な感想は言ってくれない。従って、本音を引き出せるような聞き方をすることが重要となる。

例えば、記事タイトルと、出だしの部分だけ、2パターン用意して、どちらが良いかを聞くようにしよう。そうすれば、相手も答えやすい。文章校正をするかしないかによって、あなたの文章力には大きな開きが出てくる。面倒くさがらずに真剣に取り組むようにしよう。


5.文章を書く上での3つの心構えを知る

文章と、一対一のコミュニケーションには1つの共通点がある。それは、人を惹き付けるためには熱意が欠かせないということだ。だからこそ、いざ文章を書き始めようとすると、なかなかエンジンがかからずに、最初の数時間をムダに過ごしてしまうことも少なくない。

しかし、文章を書く上での3つの心構えを知っておくと、この問題からは解放される。その3つの心構えとは以下の通りだ。

  • 調子が出るまで、とにかく書いてみる:最初はリラックスした気持ちでとにかく手を動かし続けてみよう。すると、そのうちに調子が出てくる。それまでに書いた文章は、もしかしたら使わなくなってしまうかもしれないが、一度エンジンがかかれば何の問題もない。
  • 友達に書いているかのように書く:こう考えてみよう。「このブログの内容は、とても自信がある。そういえば、友達のあいつが、ちょうど、このテーマで悩んでいたな。書き終えたら送ってやろう。」こうやって、身近な人を思い浮かべて書くと、現実的な素晴らしい記事になる。
  • タブーや、人の評価を恐れない:「こんなこと言ったら、批判されるかもしれない。」という感情は、忘れてしまおう。「自分は、この件に関して、誰よりも深い知識を持っていて、この記事は、他のどの記事よりも役に立つものだ」と自己暗示をかけよう。自分で自分をあおり、その気にさせよう。

あなたの熱意は読者に伝わる。エンジンがかかってきたら、手を止めずにどんどん書いていこう。今、頭の中にあることを、全て書き出しておかないと、5分後には、そのアイデアは2度と戻ってこない。それぐらいの気持ちで書いて行こう。

熱意にあふれた文章を、後から見直して、調子を和らげることはできるが、もともと熱意のない文章に、後から熱意を追加することはできない。


文章はコミュニケーションの手段

文章は情報伝達や意思伝達のための手段であり、それ以上でも以下でもない。

従って、あなたの伝えたい情報を出来るだけ分かりやすく伝えることに集中しよう。または、あなたの意思を、できるだけ汲み取ってもらえるように意識しよう。

そうやって読み手のことを意識して書いていれば、自ずと、あなたは素晴らしい文章を書けるようになる。もちろん、その際は、ここでご紹介した5つのテクニックを実践して欲しい。

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