神田昌典氏のここが凄い!日本一のマーケターが作り上げたビジネス新常識

神田昌典

神田昌典氏は日本一のマーケターとも呼ばれ、マーケティング界を引っ張る存在として知られている。

私が神田氏の80冊を超える本、メルマガ、セミナー、Facebook、オーディオなどあらゆるコンテンツをチェックしていて最も感じることは、神田さんは「いくつもの肩書きを持つ凄い人物」だということ。

日本一のマーケター、全国の経営者をサポートするコンサルタント、作家、そして教育者。
あらゆる肩書きをもち、そのどの肩書きでもめざましい実績をあげている。

実は神田氏に来月10月23日のCMCJコンテンツマーケティング実践会議2019に登壇いただくことが決まった。「コンテンツマーケティングの未来予測」というテーマで、コンテンツ爆発時代に生き残るコンテンツが何かを話してもらう予定だ。

※当講演は終了しました。

今回、「未来予測ができる神田昌典氏ってどんな人物?」という声にお応えして、神田昌典氏はどんな人物なのか、これまでの実績を紹介しよう。

神田氏が開発したビジネスツールなどすぐに実践できるものもあるので、ぜひ参考にしてほしい。


神田昌典氏の5つの「凄い」

神田昌典氏がどう凄いのか、5つの角度から紹介しよう。

1. マーケターとして凄い
2. コンサルタントとして凄い
3. 作家として凄い
4. 教育者として凄い
5. 神田氏の未来予想が凄い


1. マーケターとして凄い

神田氏は、コピーライティング、セールスレター、広告などに独自の手法を編み出して、日本におけるマーケティング手法を確立した人物だ。『GQ JAPAN』(2007年11月号)では、“日本のトップマーケター”に選出された。
それまでになかった新たなマーケティング手法を海外から日本に輸入し広く普及させたり、自らツールを生み出したりと、日本のマーケティング界を引っ張る存在として世界に認められている。

■ダイレクトレスポンスマーケティングを日本に普及させた

神田氏は大学4年時より外務省経済局に勤務、戦略コンサルティング会社を経たのち、米国家電メーカーの日本代表となり家電のセールスを行った。そこで用いたマーケティング手法が「ダイレクトレスポンスマーケティング」と言われるもので、日本ではほぼ使われていなかった手法であった。1998年頃に神田氏が日本に輸入した後、瞬く間に会社の社長やマーケターの間でその手法が広まった。

ダイレクトレスポンスマーケティングとは、発信した広告に対して読者から何らかの返答を促すマーケティング手法。人は行動を先延ばしにしてしまいがちだからこそ、最後に行動を後押しすることが必要という考え方だ。最後に「0120-XXX-XXXにお電話ください!」と電話番号を伝える通販番組がイメージしやすいだろう。それまでただ「広告を発信する」というのがメインだった時代、画期的な考えとして瞬く間に広がった。

デジタルでいうと、例えば、

  • 無料サンプル申し込み返信はがき付きのセールスレター
  • メルマガ購読を促すWebページ
  • 購入ボタン付きのLP
  • 記事下CTA

など、今やWeb施策では常識的な考え方となっている。

具体的な行動を提示するため、「誰に届けるか」「購買意欲を掻き立てる文章は何か」が重要とされ、ここからセールスレターやキャッチコピー、コピーライティングなどが進化していった。
今のWebマーケティングないしはマーケティングそれ自体を根本的に底上げしていった手法と言える。

[神田氏の関連書籍]
究極のマーケティングプラン
不変のマーケティング
あなたの会社が90日で儲かる!

■現在の広告文の礎となる「PASONAの法則」を開発

「売れる広告文の書き方」として有名なPASONAの法則は、神田氏が1999年に提唱したものだ。
商品サービスを売るためのセールスレターなどに非常に有効な構成であるとして、コピーライティングのベースとなった。顧客の感情に訴えかけ、顧客がいつの間にか買ってしまうというかなり強力なテクニックとして一気に全国に広まった。

<新PASONAの法則>

PASONAの法則
内容
活用例
P(Problem) 問題
読み手の問題を提示
夏に向けて体の毛が気になるあなたへ
A(Affinity)親近感
読み手に寄り添う
海やプールに行くならツルツルのお肌がいいですよね
S(Solution)  解決策
問題に対する解決策を提示
いま冬のうちに全身脱毛をすれば夏までには間に合います
O(Offer)         提案
読み手のためになることを提案
脱毛は1回きりでは効果がありません。満足いただけるまで通い放題とします
N(Nallow)絞り込み
問題解決できる人の条件を提示
夏になってから行動するのでは遅いです。今ご相談いただければ、夏に向けた脱毛スケジュールをご提案いたします
A(Action)      行動
具体的な行動へ誘導
まずは無料相談へ。相談予約はWebで承ります。今月中のお申し込みで50%オフ!

経験の浅いコピーライターでも、この法則に当てはめるだけである程度のセールスレターや LPの制作ができてしまう。今でもこのPASONAの法則をベースに文章の構成を作り上げている方はかなり多いだろう。

[神田氏の関連書籍]
稼ぐ言葉の法則――「新・PASONAの法則」と売れる公式41

さらに神田氏はセールスレターやコピーライティングに関する書籍を何冊も出版しており、その中で具体的な使い方を丁寧に解説していることが特徴的だ。

[神田氏の関連書籍]
・究極のセールスレター
・最強のコピーライティングバイブル
・禁断のセールスコピーライティング


2. コンサルタントとして凄い

神田氏は、独自のメソッドを世に広めながらコンサルタントとして実績を積み重ねていった。
そして1998年から独自のマーケティング手法を日本の経営者へ伝えるために「ダントツ企業実践会(顧客獲得実践会)」(現:「THE実践会 次世代マーケティング実践会」)という会を主宰。経営者・起業家を中心に約2万人におよぶ最大規模の経営者組織に発展している。つまり、日本最大規模のマーケターが集まる会をリードする凄い存在だ。

神田昌典

また、自社(株式会社アルマ・クリエイション)では、多くのビジネス講座、オーディオ発行、作家として情報を発信し、ビジネスシーンで多くの経営者やマーケティング担当者の成果達成をサポートしている。
様々なプラットフォームでコンテンツを日々コンテンツを発信しているので、ぜひ見てみてほしい。

神田昌典氏 公式サイト
ブログ
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Twitter
メルマガ
オーディオブック


3. 作家として凄い

本

神田氏は作家としても凄い。
1998年に作家デビューし、現在著書は81冊、売上累計400万部超えの超売れっ子作家だ。
著書はビジネス書をはじめとして、小説、監訳や監修など多岐にわたる。
神田氏が出版するビジネス書が人気を博したことで、日本のビジネス書ブームを作ったとも言われている。
2012年度には、アマゾン年間ベストセラーランキング・ビジネス書部門第1位に輝いた。

ビジネス書だけでなく、神田氏独特の視点から描く小説も人気を博している。
例えば、小説「成功者の告白」は、独立して起業した一人の男のストーリーを描いたものだ。

本

他の成功ストーリーと違う点は、単なるサクセスストーリーではなく、ビジネスが軌道に乗ったあとの転落まで描かれている点だ。会社が発展するにつれ出てくる課題、家族との確執、職場の人間関係など、視点が非常にリアルだ。
実はこの内容は、神田氏が成功者からの相談を受けているうちに「ビジネスの成長段階に応じて、どの会社でも同じような問題が勃発する」というあるパターンに基づき描かれている。
このリアルさが評判を呼びベストセラーとなった。


4. 教育者として凄い

神田氏は、脳を活用させ人間の能力を向上させる手法を広めるなど、教育者としても実績をあげている。

■大量の情報を超速でインプットする「フォトリーディング」を広めた

本

速読手法の一種として知られる「フォトリーディング」。読むと言うより本を写真のように写し取るというものだ。実は、日本にフォトリーディングを広めたのも神田氏だ。

“フォトリーディングとは、毎秒1ページを超えるスピードでページをめくり、写真を撮るように本の情報を脳に送り込む速読術です。一度にページ全体を眺めるフォトフォーカスという特殊な目の使い方で本の全体像をつかみ、その後「文書の要点は?」「明日の会議に役立つ情報は?」などの質問を自分に投げかけて脳を活性化し、本から必要な情報を取り出します。フォトリーディングを行うと、単に本が速く読めるだけでなく、内容をより深く、的確に理解した上での情報処理が可能になります。” (アルマクリエイションHP)

2009年に発売されたフォトリーティングに関する本は、26万部を超えるロングセラーとなっている。

本

新版 あなたもいままでの10倍速く本が読める ポール R.シーリィ著、神田昌典監修

本を読むのが10倍早くなるということは、週に1冊が10冊。年で換算したら、52冊vs.521冊。
なんと469冊分の大きな差が生まれる。インプットの量としてはかなりの違いだ。

フォトリーディングは、勝間和代氏などの著名人が実践しているということでも注目され、日々限られた時間の中で大量の情報をインプットしなければいけない経営者やマーケターにとって画期的なインプット手法となっている。

■思考ツール「マインドマップ」を広めた

マインドマップ「マインドマップ」とは、アイデアを着装させたり思考を整理したりするための思考ツールだ。
今やアイデア創出の主たるツールとなり、マインドマップを簡単に作ることのできるアプリなども多く出ている。

元はイギリスの作家・教育コンサルタントのトニー・ブサンが1970年代初頭に発明した思考法で、2000年頃に神田氏がセミナーなどを通して日本に紹介しブームを作り出した。
2005年にはトニー・ブサンの著作を翻訳もしている。「ザ・マインドマップ」

メインテーマを中心に置いて樹形図のように複数枝分かれしてキーワードを広げていき、頭の中にある考えを可視化させていく。ブレインストーミングの場などで実際に使ったことのある方は多いだろう。

■最強のアウトプット術「ジーニアスコード」を日本に紹介した

「ジーニアスコード」は、イメージから着想を得て問題解決策を提示する、という新しいブレインストーミング手法だ。教育心理学者ウィン・ウェンガー博士と、フォトリーディングの開発者ポール・R・シーリィが共同で作り上げた能力開発法で、いち早く神田氏が目をつけ日本に紹介した。

脳

ジーニアスコード講座ページ

データをベースとしたロジカルなアイデア着想方法とは異なり、頭の中のイメージから想像力を拡げ最終的に解決策を見つけるというもの。一見、解決したい問題とは関係のないイメージの中から解決策を得るというアプローチ方法だ。
ずっと悩んでいた課題の解決策が、ドライブ途中やベッドの中でふと思い浮かぶといった状況に似ている。
この思考テクニックを日本に紹介した第一人者が神田氏だ。

■思考ツール「全脳思考(フューチャーマッピング)」を開発

全脳思考

フューチャーマッピング(全脳思考)実践事例より

全脳思考(フューチャーマッピング)は、新しいアイデアを生み出すための思考法。
フューチャーマッピングを使ったことでビジネスを発展させしたり、チーム作りに成功したりしたという事例が多く、多くのビジネスマンが今も実践している思考法の一つだ。

フューチャーマッピングでは、1枚のチャートにプロジェクトの行動計画や目指したいビジョンなどを記入していく。時間軸などあらゆる視点から思考を進めるため、単にアイデアを生み出すだけでなく、望む結果を得るまでのシナリオを作り上げるため、行動につながりやすく、実際に結果を出すことができるのが特徴だ。

フォトリーディング、マインドマップ、ジーニアスコード、フューチャーマッピング。
これらのツールはビジネススーンだけではなく、学校の教育現場においても多くの場面で活用されている。

■日本最大級の読書会を立ち上げ

神田氏は、日本最大級の読書会である「リードフォーアクション」の代表理事でもある。
本を読み、意見を交わし合うという会だ。
自らの頭で考え問題解決をするというアクションの根底に読書があり、つまり本を読むことが教育の基盤としている。

読書会のルーツは明治維新ごろに遡り、高杉晋作、伊藤博文、福澤諭吉らを輩出した吉田松陰の松下村塾などの私塾で読書会が行われていたことにある。彼らは私塾で書物を読み、日本はどうあるべきか、自分たちに何ができるかを話し合った。読書会こそが日本を引っ張るリーダーを輩出したきっかけであり、今こそ強い日本を作ろう、と熱心に活動している。


5. 神田氏の未来予想が凄い

神田氏は、「春夏秋冬理論」(自然に春夏秋冬という季節があるように、人生も季節のサイクルでめぐるという理論)を確立し、世の中の事象だけでなく人間のライフタイムに大きな波が存在することを理論化して予測を立てている。
そしてその予測は驚くほどの精度を誇る。一部を紹介しよう。

■iPhone Xの登場を6年前に予測

“iPhoneは2016年末で、製造中止。その後は、新ネーミングもしくは、まったく新しいコンセプトのマシンに進化。〜(中略)〜 iPhone Xというようなネーミングを付けた、多機能・高性能機種を出し続けるだけで終わるかもしれない” と神田氏が著書「2022」で述べたのは、2012年。

実際にAppleは新シリーズとしてiPhone Xを2017年に発売。
その後iPhone XやXRシリーズを販売し続けている。
この本は2011年9月頃執筆したということなので、iPhone X登場の神田氏は6年前に予想していたことになる。

さらには、2013年にiPhoneが多色展開を始めたが、これについても「iPhone5の後半モデルから多色展開」と本にあり、予測を的中させている。

■仮想通貨が今後、世界的な潮流となることをいち早く予測

ビットコインなどの仮想通貨が値を急上昇させ、世間を賑わせたのが2016〜2017年あたり。
実は神田氏はその数年も前(2010、2011年くらい)から仮想通貨に注目していた。まだ世間で「仮想通貨」という言葉すら耳にしない頃に、神田氏はセミナーなどで「仮想通貨が今後世界的な潮流となる」と話していた。ブロックチェーンといった技術の発達や時流から予測したものであるが、これも的中させている。

■2030年には会社がなくなると予想

著書「2022」では、「将来、会社がなくなる」ということも予言している。
会社に所属するいわゆるサラリーマンではなく、個人がプロジェクトによって必要とされる時に集まるというような形態に変わっていくというものだ。

実は、2011年当時、見つかった癌の闘病がきっかけとなり、神田氏自ら、自社の正社員体制をいったん解散。フリーエージェント制に切り替えることになり、本当に会社がなくなっても機能するかどうかを実験することになったというのだから驚きだ。(※現在は、正社員体制とフリーエージェントとのミックスによるユニバーサル組織体制へ移行)

完全に会社がなくなるのかはまだわからないが、現代、フリーランスが増加傾向にあることから納得感がある。今後どうなるか注視していきたい。

補足:神田氏の「感性の凄さ」

マーケター、コンサルタント、作家、教育者。
それぞれの立場を支えているのが、神田氏が持つ感性の凄さだ。

良質なものに対しての嗅覚が優れている。そしてその良いものを取り入れるのが誰よりも早い。

例えば、神田氏は東京オリンピック2020のエンブレムデザイナーを、13年前の2007年に自社のロゴ制作に起用している。

オリンピックhttps://tokyo2020.org/jp/games/emblem/

東京オリンピックhttp://www.almacreations.jp/corporate/about/

感性は一朝一夕で磨けるわけではない。
このような神田氏が持つ感性が未来予測を可能にしている。そして、その未来予想を現実の世界に持ってきて、ビジネスや教育の場に転用する思考力と実行力が突出していることが神田氏の凄さだ。


まとめ

神田氏は、

  • マーケターとして
  • コンサルタントとして
  • 作家として
  • 教育者として
  • 未来の案内人として

凄い実績をもつ人物だ。

神田氏が凄いのは、強い根拠を持って何が必要かをいち早く見極め、新たな手法の導入や開発をしてきたことだ。日本のマーケティング界を牽引する大きな存在と言える。

今後も神田氏がどんな新しい手法を紹介していくのか、未来予測するのかは随時ウォッチしていきたい。

今回、そんな神田氏に「コンテンツマーケティングの未来予測」について10月23日のCMCJコンテンツマーケティング実践会議で語ってもらう予定だ。

マーケティングにおいてコンテンツが重要であると同時に、大量のコンテンツ消費にユーザーが疲れ信用しなくなり、意思決定に影響を及ぼしているという側面がある。
では、そんな状況の中でどう生き抜くか?
コンテンツマーケティングの今後の未来と、勝ち抜き方について神田氏が解いていく。

神田氏がコンテンツマーケティングについて語る、貴重な機会である。
コンテンツマーケティングで成果をあげたいと考える経営者、マーケターは、ぜひ参加してほしい。

※当講演は終了しました。