WordPress の大きなメリットの一つとして、誰でも簡単にサイトデザインを変更することができる。
WordPressを立ち上げて少し経つと、気分でテーマを変えたくなったり、好みのテーマに変更したくなると思う。
そこで、ここでは、既存のテーマから、既にインストールした別のテーマに変更する方法に加えて変更前と後でやっておくべきことも紹介していく。
まずはざっとテーマ変更の流れを確認しよう。
では、ステップごとに見ていこう。
1. 変更前にバックアップ
変更前にはデータのバックアップをとって欲しい。
なぜなら、万が一テーマ変更でWordPressにアクセスができなくなった場合に元の状態に戻せるからだ。
データのバックアップ方法としては主に2つある。
・プラグインを使う方法
・サーバーを使う方法
1つずつ見て行こう。
・プラグインを使う方法
「Back W Pup 」というプラグインを使う。
このプラグインは以下2つの点からオススメだ。
・簡単にバックアップできる。
・サーバー上に存在するファイル、データベース上のデータの2種類を自動的にバックアップしてくれる。
バックアップをとる方法についてはこちらの記事で紹介しているのでそちらを参考にしてみよう。
BackWPUpで確実にWordPressのバックアップを取る方法
・サーバーを使う方法
Xサーバーの場合はXサーバー側で自動バックアップを取っている。
詳しくはXサーバー公式サイトで確認してほしい。
他には
・さくらサーバー
・ロリポップ
など、バックアップを取れるサーバーは他にもある。
今、使っているサーバーがバックアップを取れるのか調べてほしい。
ただ、サーバーのバックアップに依存しきるのは良くない。
物理的にサーバーが壊れる場合(火事や地震などの自然災害)もゼロではない。
その為、個人でも先ほど紹介したプラグインでのバックアップを行なってほしい。
2.テーマの一覧画面にアクセス
WordPress の管理画面の左メニューから「外観 」→ 「テーマ」をクリックすると、テーマの一覧画面にアクセスすることができる。
この画面では既にインストールしているテーマが一覧で表示される。新しいテーマを追加する方法は『WordPressのテーマをインストールする方法』でご紹介しているので、そちらにも目を通しておこう。
ここでは例として使用中テーマの ” Twenty Fourteen ” から ” Twenty Twelve “へ変更する。変更したいテーマの ” Twenty Twelve ” にカーソルを当てると下図のように「有効化」と「ライブプレビュー」が表示される。
3.ライブプレビューを確認して表示の調整をする
変更する前に見た目を確認したい場合は「ライブプレビュー」をクリックしよう。ライブプレビューでは現在のコンテンツなどはそのままでテーマを変更した場合の見た目の変化を確認することができる。
なお、この画面ではヘッダー画像やウィジェットなどの変更を行うことができる。リアルタイムで変更が反映されるため実際の表示を確認しながら調整を行えるため非常に便利だ。
ウィジェットやナビゲーションの変更方法
それぞれの項目の設定方法に関しては、WordPressページの「Step02.テーマをインストールしてデザインを編集しよう」で解説しているので参考にしよう。
4.有効化して公開
「有効化して公開」をクリックすると変更が反映され、テーマが有効化される。もし一度設定をリセットしたければ、その隣にある×ボタンをクリックすると前のページに戻ることができる。
テーマが変更されると、下図のように反映されたテーマが左上に表示されて「有効」になる。
これでテーマの変更は完了だ。
5.変更後に確認しておく3つのポイント
変更後に確認することは3つある。
・計測ツールが正しく機能しているか
・CSSの設定
・不要なプラグインの削除
5-1 計測ツールが正しく機能しているか
Googleアナリティスク、 Googleサーチコンソール、 Google AdSenseが正しく機能しているかを確認しよう。
これらはテーマ変更後に機能していない場合がある。
正しく機能していない場合は再度設定をしよう。
テーマによってコードの設置場所も異なってくるので確認が必要だ。
5-2 CSSの設定
CSSをカスタマイズしていた人はカスタマイズ設定が引き継げない。
以前のカスタマイズを反映させるためには再度設定が必要になってくる。
設定をする場所は
「外観」→「テーマの編集」
この画面からCSSの編集が可能だ。
5-3 不要なプラグインの削除
テーマを変更するとプラグインで使っている機能が実装済みの場合がある。
例えば、
バズ部が出しているWordPressの無料テーマ『Xeory』を使っている場合は「All In One SEO Pack」というプラグインは必要なくなる。
なぜなら、「All In One SEO Pack」の機能の一つである、「各ページごとにメタキーワードを設定できる」という機能は『Xeory』には実装済みだからだ。
不要なプラグインは表示が遅くなったり、バグの原因にもなる為、削除しておこう。
6.テーマに関するその他の操作
WordPressのテーマの中には定期的にアップデートを行って新機能を追加したりバグを修正しているものもある。
そうしたテーマの場合は、アップデートの度にテーマを更新することができる。また、全く使わないテーマは定期的に削除してデータベースを少しでも軽くしておこう。
まとめ
最後にもう一度、テーマ変更の手順を振り返えろう。
・変更前にバックアップ
・テーマの一覧画面にアクセス
・ライブプレビューを確認して表示の調整をする。
・保存して有効化
・変更後の各種設定
上記手順でテーマの変更を行って欲しい。
WordPressでのテーマの設定変更は手順通りに行ってもらえば簡単に変更することが可能だ。
ぜひ、理想のテーマに変更してみてほしい。
ここのサイトで書いてあるとおりに登録してきましたが、
テーマの変更で新しいテーマを追加を選ぶと 予期しないエラーが発生しました。WordPress.org かこのサーバーの設定に何か問題があるかもしれません。問題が続くようであれば、サポートフォーラムを参照してみてください。
とでて先に進めません。どうすればよいでしょうか
つめさん、コメントありがとうございます。
ひょっとしてなのですが、有料テーマを使用されているのでしょうか?
もしそれであれば、まずは開発元にご確認ください。
またWordPress本体や公式プラグイン、テーマなどの使用方法などは、
本家サイトの http://ja.forums.wordpress.org/ でご質問いただく方法もあります。