突然の順位下降を避けるために知るべき「Googleの検索アルゴリズム」

あなたは、Googleアルゴリズムのアップデートが行われることを恐れていないだろうか?アップデートが行われるたびに検索順位が下降し、サイトのトラフィックが傾くことを避けたいのではないだろうか?

結論からお伝えすると、Googleのアルゴリズムの解明を試みてもこれらの恐怖から逃れることはできないだろう。
なぜならGoogleは、絶えずアルゴリズムに変化を加えているため、24時間後には別ものになっているからだ。

また、アルゴリズムの隙間をついて無理矢理上位表示をさせようとする行為はブラックハットSEOになるため、すぐにペナルティを受けることになる。

Googleのアルゴリズムアップデートによる、突然の順位下降を避けるためにあなたがすべきことは「Googleがどのような目的をもってアルゴリズムを改善しているのか」を知ることだ。

そして、その方向に向かって適切なサイト運営をしていくことだ。そういうサイト運営をすることで、あなたはSEOでいくらでも集客できるようになる。アップデートが繰り返される度に、検索エンジンにおけるコンテンツの掲載順位が上昇するからだ。

実際にバズ部もGoogleの考え方に共感しているし、同じ方向を向いてサイト運営ができていると自負している。
つまり、検索ユーザーにとって有益なサイトを目指しているし、それに反したことは一切していないということだ。

ここでお伝えすることは、SEOで結果を出すための指針になるはずだから、ぜひ最後まで読んでほしい。


1.Googleの検索アルゴリズム開発の目的は「ユーザーに必要な情報を提供すること」

Googleのアルゴリズムを語る上で、全てのサイト運営者が絶対に理解しておかなければいけないことがある。

それは、「Googleの検索アルゴリズムは、ユーザーに必要な情報を提供するために開発されている」ということだ。以下は、Googleからの抜粋だ。

ウェブ上に存在する情報の量を考えると、何か情報の整理を助けてくれるものがなければ、必要な情報を見つけるのは不可能に近いでしょう。Google のランキング システムはそのために設計されています。

引用:検索アルゴリズムの仕組み

つまり、Googleの検索アルゴリズムは1つではなく、いくつものアルゴリズムで構成されており、そのアルゴリズムこそユーザーに必要な情報を提供するために開発されているということだ。ここで語られているランキングシステムこそ「アルゴリズムの集合体」だ。

そして、Googleの検索アルゴリズムの改善も「検索ユーザーが素晴らしいサイトからより良い情報を得るため」に行われている。

検索ユーザーが素晴らしいサイトを見つけて情報を得る、その手助けのために Google は多くの検索アルゴリズム変更を行っています。

私たちはまた、検索アルゴリズムだけの為でなく、ユーザーの為に優れたサイトを作っている方々の努力が、きちんと報われてほしいと考えています。

引用:良質なサイトをより高く評価するために


Googleはこれらの多種多様なページを「ユーザーに必要な情報を提供するために」絶えず処理している。また、webでは何百の新しいページが1秒毎に公開されている。検索ユーザーのためになる素晴らしいページもあれば、ためにならない低品質なページもある。

ウェブは絶え間なく変化しており、何百もの新しいウェブページが 1 秒ごとに公開されています。この状況は、Google 検索に表示される検索結果にも反映されます。Google では絶えずウェブを再クロールし、新しいコンテンツをインデックスに登録します。クエリの内容に応じて、検索結果ページはすぐに更新される場合とあまり変化しない場合とがあります。

引用;有益な情報を最適な形式で

私たちもGoogleの検索結果を常日頃からチェックしているが、数秒単位で結果が変わるなんてことはざらにある。Googleが検索エンジンの使命を果たすために、常時検索結果を変え続けているということだろう。

では、Googleはどのように検索アルゴリズムを改善し続けているのだろうか?

実は、世界中に何千人と配置されている人員による厳正なプロセスに沿ったテストを実施し、そこから導き出されるデータをもとにアルゴリズムの改善を行っている。具体的には下記のプロセスに沿って年間合計60万回以上のテストを実施し改善を行っている。(参照:緻密に精査する

  • 検索品質評価者によるテスト
  • 比較テスト
  • ライブトラフィックテスト
  • 公開

1つ1つ見ていこう。

1.1. 検索品質評価者によるテスト

まずは、Googleが協力している外部の検索品質評価者によるテストだ。

このテストにおける評価の基準は「検索品質評価ガイドライン」だ。このガイドラインに沿って、検索ユーザーが目的の情報を適切に得られているかどうかを継続的に評価している。

そして、専門性、信頼性、権威性のいわゆるE-A-Tに基づいて品質を判定している。

1.2. 比較テスト

比較テストは、異なる2つの検索結果を評価者に表示して、より良い検索結果を探るというものだ。

検索結果の変更案を適用したものと、適用していないもので比較を行う。このテストを通じてどちらが好ましいかを判定し、好ましいと判断した理由を検索品質評価者に尋ね、検索の改善に役立てている。

1.3. ライブトラフィックテスト

ライブトラフィックテストとは、とある機能を完全に公開する前に試験的に実際の一部のユーザーに機能を提供するというものだ。そして、ユーザーがどのようにその機能を使うのかを確認し、改善に活かす。

このテストを繰り返すことによって蓄積された十分なデータをもとに、さらに比較テストを実施する。比較テストの結果から抽出される様々なユーザー行動の指標をもとに、新しい機能を追加するかしないかの判定を行うという流れだ。

ライブトラフィックテストを通じて、新しい機能を取り入れることによって肯定的な結果が生まれるかどうかを評価する。

1.4.公開

ここまでの数々のテストを繰り返し続けたうえで、Googleの経験豊富なエンジニアや検索アナリスト、法律やプライバシーの専門家によって一つ一つ検討される。

テストから得たデータを確認し、ユーザーにとって実際に利便性が高まると明らかに判断できた場合のみ公開に至る。

 

ここまでがGoogleの検索アルゴリズムが改善されるまでのフローだ。

いずれにしても、厳正なプロセスによって「ユーザーに必要な情報を提供するため」に改善が繰り返されていることを認識することが大切だ。サイト運営者はこの事実から目を背けてはいけない。

これはサイト運営者が「ユーザーにとって価値ある情報」を提供しなければいけないことを意味している。そういったコンテンツがなければ、Googleのアルゴリズム改善は目的を達成できないからだ。
私たちサイト運営者が良質な価値あるコンテンツを作成し、そしてGoogleの検索アルゴリズム改善が繰り返されることによって、やっとユーザーに価値ある情報が提供される。

ここで紹介した検索アルゴリズムの改善は、大なり小なり様々な形がある。次の章では、特に影響力の大きかったアルゴリズムアップデートの一覧を紹介していく。

アップデートの歴史を学び、今後の適切なサイト運営に活かそう。


2.これまでに実施されてきた主要なアルゴリズムアップデートの一覧

Googleは、これまでに数々の検索アルゴリズムのアップデートが行ってきた。前述したとおり「検索ユーザーにとって良質な価値あるコンテンツが検索上位に表示されるようにすること」を目的としたアップデートだ。

これから紹介するすべてのアップデートが、この目的通りに実施されている。そして、同様のアップデートがこれから何度も実施されるだろう。

これまでに実施されてきたアルゴリズムアップデートの歴史を知り、今後の施策に備えよう。この一覧を確認していただければ、あなたがこれから目指すべきサイト運営の道筋が見えるはずだ。

それでは順に紹介していく。

※これから紹介するアップデートは、「コアアルゴリズムアップデート」と呼ばれる、年に2〜4回ほど実施される広範かつ大規模なアップデートだ。アルゴリズムのアップデート自体は毎日のように更新されている。全てのアップデートが「ユーザーにとってどうか」という視点で実施されている点に注目してほしい。

ペンギンアップデート(2012年4月)

ペンギンアップデートとは、ブラックハットSEOを行っているサイトの検索順位を下げ、ホワイトハットSEOを行っているサイトの検索順位を上げることを目的としたGoogleのアルゴリズムの変更のことだ。

簡単にいうと、スパム対策のアップデートと言える。隠しテキストユーザーに関係のないキーワードの詰め込み自演のリンクの操作(リンクプログラム)など、Googleのガイドラインに反する行為の対策だ。

ユーザーにとって無価値なGoogleを欺く行為はペナルティの対象になるし、Googleはそれを望んでいないということだ。

ペンギンアップデートは、2012年4月24日に実用化された。(参照:良質なサイトをより高く評価するために

パンダアップデート(2012年7月)

パンダアップデートとは、低品質なサイトの掲載順位を下げ、高品質なサイトの掲載順位を上げることを目的としたGoogleのアルゴリズムの変更のことだ。

簡単にいうと、これまで以上にコンテンツやサイトそのものの価値が重視されるようになったということだ。

ユーザーの利便性を損なう誘導ページや、自動生成された無価値なコンテンツなど、価値のない(もしくは低い)ページの順位は低下し、高品質なページの順位が上昇するきっかけとなった。

パンダアップデートは今でも継続しているし、コンテンツの品質が重要視されている昨今、検索順位の決定において主要なアルゴリズムと言える。ユーザーにとって価値があれば順位は上がるし、価値がなければ順位が下がる。単純でありながらサイト運営者が最も大切にしなければいけないことだ。

パンダアップデートは、2011年の段階で英語やその他の言語に対してアップデートを実施し、2012年の7月に日本語もアップデートの対象となった。(参照:Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました

ハミングバードアップデート(2013年9月)

ハミングバードアップデートとは、検索語句の裏側にある文脈や意図を捉える精度を高めたアップデートだ。

検索語句は、あくまでもユーザーの悩みや願望をたった数文字に短縮したものだ。本当はもっと詳細なシチュエーションや深い願望、検索意図があるはずだ。そして、今までのGoogle検索アルゴリズムでは、その“意図”を読み取ることは難しかった。

その問題を解消するために実装されたのがハミングバードだ。「ユーザーが検索窓に打ち込んだ語句の背景を読み取り、適切なコンテンツを検索結果として返す」この精度を高めるアップデートということだ。

そして2020年現在、この精度がより一層高まっていると感じる。

  • なぜユーザーはこの語句で検索したのか?
  • どんな状況にいるのか?
  • 本当の願望はなんだろうか?

これらを真剣に考え、意図に沿った価値あるコンテンツを作ることがコンテンツ作成において非常に重要だ。サイト運営者はこの思考を突き詰めてコンテンツを作成することで、SEO攻略に限りなく近づくことができるだろう。私たちもこの思考を突き詰めていることで、上位表示の量産に成功している。

ハミングバードアップデートは2013年9月に行われた。(参照:FAQ: All About The New Google “Hummingbird” Algorithm

ベニスアップデート(2014年12月)

ベニスアップデートとは、検索ユーザーが今いる「位置」に応じた検索結果を表示させるアップデートだ。

例えば、あなたが「東京都港区」にいるのであれば検索語句に応じて以下のような結果が表示されるだろう。

  • 「歯医者」と検索すると「東京都港区の歯医者」に関する結果が表示される
  • 「居酒屋」と検索すると「東京都港区の居酒屋」に関する結果が表示される
  • 「美容室」と検索すると「東京都港区の美容室」に関する結果が表示される

つまり「歯医者 東京都 港区」と検索しなくても、「歯医者」という検索語句だけで、あなたの今いる位置にとって最適な検索結果が返ってくる。

京都にいれば京都の結果が返ってくるし、広島にいれば広島の結果が返ってくる。ユーザーの今いる位置に応じた最適な結果が表示されるということだ。もしあなたが地域系のコンテンツを作成する機会があれば、このアップデートの威力を享受することになる。

「どこにいる誰にとってのコンテンツなのか」という設計がされているコンテンツであれば、検索エンジンで表示される機会が増えるだろう。逆に、その視点がないコンテンツは検索エンジンで表示される機会を失うことになる。

なおベニスアップデートは2014年12月頃に実装されたとされているが、Google公式では明確に発表されていない。Googleが発表した品質改善案内に書かれた内容が、ローカルSEOの世界で噂になり、ベニスアップデートと名付けられた。(参照:Search quality highlights: 40 changes for February

クオリティアップデート(2015年5月)

クオリティアップデートとは、コンテンツの品質評価に関するアップデートだ。前述した、パンダアップデートに似ているが、異なる点は以下の通りだ。

  • クオリティアップデート:特定のサイトを対象としたもの
  • パンダアップデート:全体のサイトを対象としたもの

つまり、クオリティアップデートは全てのwebサイトに適用されるものであり、webサイト(コンテンツ)の品質がより一層評価されるようになったアップデートだ。

サイト運営者はさらなる品質の向上に努めるべきということだ。

クオリティアップデートは2015年5月初旬に行われたとされている。(参照:The Quality Update: Google Confirms Changing How Quality Is Assessed, Resulting In Rankings Shake-Up

ランクブレイン(2015年10月)

ランクブレインとは、ざっくりいうと機械学習をベースとした検索エンジンアルゴリズムだ。

検索ユーザーが使用する語句や表示されるコンテンツ、それに基づいたユーザー行動などの情報を学習し、よりユーザーにとって最適な検索結果を推測し、改善を繰り返すアルゴリズムだ。

ランクブレインの導入から5年ほど経つが、検索ユーザーの行動履歴が溜まるにつれ、これからもどんどん検索意図を捉える精度が高まっていくことだろう。

サイト運営者は「検索語句」と「コンテンツ」のマッチングの精度をさらに高めていく必要がある。ランクブレインの導入によって、検索エンジンがその精度を高めているからだ。精度が低ければ掲載順位は落ちるし、精度が高ければ掲載順位が上昇するということだ。

ランクブレインの存在は2015年10月にBloombergのインタビューにより明らかにされたが、導入のタイミングは2015年前半から徐々に開始されたと言われている。(参照:Google Is Letting Artificial Intelligence Run Search

インタースティシャルアップデート(2017年1月)

インタースティシャルアップデートとは、モバイル検索においてユーザー体験を損ねるようなページ(インタースティシャル広告などにより、すぐにアクセスできないようなページ)の掲載順位を下げるアップデートだ。

  • ページ表示直後、画面を覆うような形で広告が表示された
  • リンクをクリックしようと思ったら突然広告が現れて誤クリックしてしまった
  • そもそも広告が邪魔でページが閲覧できない

あなたもこのような経験をしたことがないだろうか?
Googleは常に快適な情報収拾環境をユーザーに提供したいと考えている。だからこそ、快適性を損なう広告の表示は避けたいと考えているのだろう。

インタースティシャルアップデートは、2017年1月に実施された。(参照:モバイル ユーザーが簡単にコンテンツにアクセスできるようにするために

フレッドアップデート(2017年3月)

フレッドアップデートとは、低品質なコンテンツの数が多く広告の数が多いサイトを対象としたアップデートだ。

例えば、アフィリエイトサイトをイメージしていただくとわかりやすいだろう。広告を何よりも優先し、ユーザーにとっての価値を蔑ろにしたアフィリエイトサイトであればフレッドアップデートの対象と言えるだろう。

一方で、アフィリエイトサイトだったとしてもユーザーにとっての価値を何よりも優先し、本当に素晴らしい価値あるコンテンツで充実しているサイトだったとしたらフレッドアップデートの対象にはならないだろう。つまり、「広告を優先しているか」「ユーザーを優先しているか」の違いによって受ける影響は異なるということだ。

利己的なサイトを運営しても、SEOで良好な結果は得られない。ユーザーにとって価値あるサイトを作ることが、唯一のSEO攻略法であると言わざるを得ない。

フレッドアップデートは2017年3月に実施された。(参照:3 Examples of Impact From the March 7, 2017 Google Algorithm Update (AKA Fred)

アウルアップデート(2017年4月)

アウルアップデートとは、悪意のある情報を広めるフェイクニュースを掲載しているページに影響を与えるアップデートだ。

ユーザーが検索結果に求めていることは「真実」だ。ユーザーは「嘘」が表示されることを望んでいないし、Googleも望んでいない。全くのデタラメや、誤解を招くような情報は検索結果に表示されるべきではない。

私たちがすべきことは、ユーザーに真実を伝えることだ。なぜなら、ユーザーが課題を解消したり、望みを現実にするために真実が必要だからだ。

アウルアップデートは2017年4月に実施された。これによって真実が記載された高品質なページが上位に表示されやすくなった。(参照:Google 検索における最新の品質向上について

健康アップデート(2017年12月)

健康アップデートとは、医療など健康に関わる検索について、信頼性が高く有益なページが上位に表示されやすくなるアップデートだ。

例えば以下の2つであれば、前者が評価されやすくなった。

  • 医療従事者や専門家、医療機関が提供するページ
  • 一般の方が何の根拠もなく医療や健康に関する情報を提供しているページ

当然だが、後者が検索結果に表示されることは今もこれからもないだろう。医療など健康に関するページは、ユーザーの生命を左右する可能性がある。だからこそ、Googleはアップデートに踏み切った。

ここ最近のアップデートの中でも、最も大きな影響を与えたアップデートとして知られている。今後は健康領域だけでなく、あらゆる領域において専門家による信頼性の高い情報が重視されていくことだろう

そして、全てのサイト運営者はこのアップデートの経験から多くを学ぶべきだ。ユーザーの生活や人生に与える影響を誰よりも考え抜いて、真にユーザーのためになる情報を提供すべきということだ。

健康アップデートは2017年12月に実施された。(参照:医療や健康に関連する検索結果の改善について

モバイルファーストインデックス(2018年3月)

モバイルファーストインデックスとは、モバイル版のページを、クロール、インデックス、ランキングのシステムとして使用するアルゴリズムの変更だ。

これまではデスクトップPCにおけるページを評価の対象としていたが、それがモバイル版のページに切り替わるということだ。

前述した通りだが、Googleはモバイルフレンドリーなwebサイトであることを望んでいる。モバイルから訪れるユーザーのとって最適なwebサイトにすることをより一層心がけるべきだろう。

モバイルファーストインデックスは、2018年3月下旬より順次導入がスタートしている。(参照:モバイル ファースト インデックスに向けて

スピードアップデート(2018年7月)

スピードアップデートとは、ユーザーに遅い体験を提供しているようなモバイルのページに影響を及ぼすアップデートだ。

あなたもwebサイト閲覧時に、読み込み速度が遅くてイライラした経験はないだろうか?情報社会において、いかに高速なwebブラウンジングができるかは重要な要素だ。ページの表示速度を引き下げる要因をできる限り排除し、高速なユーザー体験を提供することを心がけよう。

スピードアップデートは2018年7月に実施された。(参照:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します

BERTアップデート(2019年10月)

BERTアップデートとは、自然言語処理能力を向上させるアップデートだ。簡単にお伝えすると、文脈を考慮した検索結果を返すためのアルゴリズムの改善だ。

ユーザーは1つ、もしくは2つの語句を検索窓に入力するだけでなく、会話調の長文を入力するケースがある。例えば音声検索が良い例だ。

これまでは、長文で質問を投げかけるような検索が行われても、検索エンジンは適切な検索結果を返すことが難しかった。だが、BERTアップデートによって長文検索における文脈の理解ができるようになったということだ。

つまり、人間の言語能力に限りなく近づけるためのアップデートと言えるだろう。

BERTアップデートは2019年10月に発表され、2ヶ月後の12月に日本国内でも実施された。(参照:Understanding searches better than ever before

 

主要なアルゴリズムアップデートの紹介は以上となるが、前述した通りアップデートは日々繰り返されている。明日にでも大きなアップデートが起きる可能性だってある。

ユーザーにとってどうか、という視点でアップデートが行われていることはご理解いただけたと思うが、もう少し詳細にGoogleアルゴリズムの理解を深めていこう。

次に紹介する「Googleのアルゴリズム200の要因」がそのヒントになるはずだ。


3.Googleのアルゴリズムの200の要因

Googleのアルゴリズムは、検索ユーザーが本当に探している情報を表示するために200以上の指標を組み合わせて評価している。

しかし、Googleはその指標を明かしていない。

そこで今回は、2009年にSearch Engine Journalが発表した「Googleのアルゴリズムである200の要因に該当するだろうと考えられたもの」を紹介する。

この要因が正しいかどうかはさておき、世のwebマーケッターが参考にしている情報だからこそ、知っておくべきだろう。

ドメインに関する項目

・ドメイン年齢
・ドメイン取得からの期間
・ドメインの Who is 情報の表示の有無
・トップレベルドメインの地域( .jp .asia 等)
・トップレベルドメインの種類(.com .net 等)
・サブドメインかルートドメインか
・ドメインの過去の履歴(IP変更の回数)
・ドメインの過去の所有者(所有者変更の回数)
・ドメイン内キーワードの使用
・ドメインのIPアドレス
・同じIPアドレスを使用している別ドメインのサイトの質
・ドメインの評判
・ウェブマスターツールの地域設定

サーバーに関する項目

・サーバーの場所(日本?アメリカ?)
・サーバーの信頼性

URLに関する項目

・URL構造
・HTML構造
・見出しタグの使い方
・外部CSSやJavaScriptの有無や活用方法
・サイトのアクセシビリティ(ナビゲーションの構造や Java Script 等)
・canonicalの正しい使用(必要な場合)
・HTML記述の正確性
・クッキーの使用の有無

コンテンツに関する項目

・サイト内の使用言語の一致
・コンテンツの質(オリジナルコンテンツか否か)
・コンテンツの文章の量
・リンクと文章の比率
・文章コンテンツと画像やリンクコンテンツなどの比率
・コンテンツのトピックの統一性と新鮮さ
・コンテンツ内で使用されている文章(キーワード等)と扱っているトピックの一致性
・どのようなコンテンツが多いか? ( 行動 or 情報収集 or 指名検索 )
・コンテンツや市場の専門性/ニッチ性
・キーワードの使用(公序良俗に反する言葉の有無)
・画像のALTタグなどの設定
・サイト内のユーザーにとって全く価値のないスパムコンテンツの有無
・文章の正確性(誤字脱字や意味をなさない文の有無や比率)
・コピーではなく独自の言葉で書かれているか

内部リンクに関する項目

・ページ内の内部リンクの数
・ターゲットテキストが最適化された内部リンクの数
・サイト内の別ページからの内部リンクの数(ナビゲーション等からのリンクは除く)
・no follow リンクの数
・内部リンクの密度
・robots.txt の使用の有無や使用の適切さ

サイト全体に関する項目

・サイトの更新頻度
・サイト内のページ数
・Googleにインデックスされてからの時間
・XMLサイトマップの使用
・お問い合わせ先や運営者情報、プライバシーポリシーなどの有無
・サイトかブログか

ページに関する項目

・meta robot タグの使用の有無や適切さ
・ページの公開からの時間
・ページの新鮮さ(頻繁に追記されたり修正されたりしているかどうか)
・サイト内の重複コンテンツの有無
・コンテンツの読みやすさ ( reading level )
・ページの表示速度
・ページの種類( サイトのメインコンテンツか否か)
・サイト内でのページの人気度(そのページに対する内部リンクの数)
・ページの人気度(そのページに対する外部リンクの数

SEOキーワードに関する項目

・タイトル内にキーワードが使われているか否か
・タイトル内のキーワードの位置(先頭か真ん中か後ろか?)
・ALTタグ内でのキーワード使用の有無や適切さ
・内部リンクのアンカーテキスト内のキーワードの有無や適切さ
・blod や italic が使われているキーワードの有無や適切さ
・本文内でのキーワードの位置
・本文内でのキーワードの使い方や頻度
・対策しているキーワードと、ページの内容やサイトのメイントピックとの関連性
・ファイルの名前でのキーワード使用の有無
・URL内でのキーワード使用の有無
・キーワード使用の自然さ
・HTML内でのキーワード使用の有無や適切さ

外部リンクに関する項目

・ドメイン当たりの外部リンクの数
・ページ当たりの外部リンクの数
・リンク先のサイトやページの質
・リンク先にスパムサイトなどが含まれているか否か
・リンク先サイトやページとの内容の関連性
・リンク先が404になっているか否か
・SEO業者のサイトに自動でリンクされるようになっているか否か
・外部サイトの画像ファイルへのリンク(外部サイトの画像引用の有無)

被リンクに関する項目

・リンク元サイトとの関連性
・リンク元ページとの関連性
・リンク元サイトの質
・リンク元ページの質
・リンクだけを目的として作られたサイトからのリンクの有無
・意図的な相互リンクサイトからのリンクの有無
・リンクの多様性
・権威あるサイトからのリンクの有無
・ペナルティを受けているサイトからのリンクの有無
・相互リンクの比率
・ソーシャルメディアからのリンクの比率
・Wikipedia からの引用の比率
・被リンク対策の履歴(リンク購入や販売の有無)
・ブックマークサイトからのリンクの有無や比率
・被リンク元サイトのトップレベルドメイン(.com か .gov か等)
・被リンク元ドメインのオーソリティ
・被リンク元ページのオーソリティ
・被リンク元ページの発リンクの場所(フッターやサイドバー等)
・リンクのアンカーテキスト
・リンクタグ内のタイトルタグ使用の有無

訪問者に関する項目

・訪問数
・訪問者のデモグラフィック情報
・離脱率
・訪問者の滞在時間などの傾向
・訪問者数の増減トレンド
・検索結果内での広告のクリック率

ペナルティ項目

・キーワードの詰め込みの有無
・リンク購入の有無
・リンク販売の有無
・過去のスパム履歴
・クローキングの有無
・隠しテキストの有無
・重複コンテンツの有無
・ドメインに対するペナルティの履歴
・サイトオーナーに対するペナルティの履歴
・その他のペナルティ履歴
・ハッカーからの攻撃の履歴
・リダイレクトのスパム的使用の有無

引用:11 Things You Must Know About Google’s 200 Ranking Factors


4.サイト運営者が変動のリスクを最小化するためにすべき3つのこと

Googleのアルゴリズムアップデートが実施されると、検索エンジンの順位に大きな変動が起きる。そして、あなたのサイトは「順位が上昇する」「順位が変わらない」「順位が下降する」のいずれかに該当することだろう。

安心してほしいのは3つのいずれかに該当しても、それが一時的なものである可能性が高いということだ。アップデートによって順位が落ちても、次のアップデートでV字回復するケースはよくある。私たちもそのようなケースに何度も遭遇してきた。

ところが、V字回復はおろかアップデートが起きるたびにどんどん順位が下降していくサイトがあるのも事実だ。そのような最悪の事態に陥らないためにも、以下の3つのことを実施しよう。

4.1.サイトを定点的に観測する

サイトの状況を定点的に観測しよう。

  • 掲載順位
  • 流入数
  • 表示クエリ

これら3点は常にチェックしておくべきだ。アップデートは毎日のように行われているわけだから、いつどのような影響を受けるかは、日々の観測以外に知る余地がない。

少しでも変動が起きたら、何が原因なのか仮説を立てるクセをつけよう。仮説と検証の積み重ねこそが、サイトの安定的な運営の肝となる。

4.2.最新の情報に注意を払う

アルゴリズムアップデートに関する最新の情報は、できる限り早く受け取るようにしよう。迅速な対応によって防げるリスクもあるからだ。

例えば、モバイルファーストインデックスが始まっているというのに、いまだにスマホ対応していないサイトを多数見かける。SSL化が済んでいないサイトや、驚くほど広告の量が多いサイトなど、Googleが公式にアナウンスしている対策を実施していないサイトが非常に多い。

一概には言えないが、これらの対策が済んでいないサイトが検索エンジンを攻略するのは無理だろう。Googleが答えを明示しているのにやっていないからだ。

知っているうえで対処していないのならまだしも、そもそも知らないサイト運営者が多いのも事実だ。まずはきちんと情報収集できる環境を用意しよう。

少なくとも「ウェブマスター向け公式ブログ」はチェックしておこう。Googleの公式アナウンスを受け取ることができる。

そのほかにもSEOの情報を発信しているメディアは多数あるから、最新の情報に注意を払い情報収集に努めよう。

4.3.ユーザーに集中する

とにかく徹底してユーザーに焦点を当てよう。ユーザーにとって価値あるコンテンツを作成することだけに集中すれば必ず結果はついてくる。

もうすでにご理解いただけているだろうが、Googleも全く同じことを言っている。これは、唯一明らかになっているGoogleの検索エンジンを攻略するための答えと言って良いだろう。

無理に広告をクリックさせようとしたり、欲しくないユーザーに売り込んだり、自分の言いたいことだけを言っているサイトにしてはいけない。
とにかく全てがユーザーのためになっているべきだし、それがアップデートによる打撃を受けないための最重要事項だ。今回紹介してきたアップデートの一覧を見ていただければ、納得できるはずだ。

Googleは常にユーザーにとってより良い検索を実現するための改善を繰り返している。この事実を受け止め、ユーザーにとってより良いサイトを運営していくことが大切だ。


まとめ:Googleの目標は良質なサイトを作っている人が報われること

あなたはGoogleが望んでいる良質なサイトを作れているだろうか?それとも、まだまだ質を高める余地があるだろうか?

もし、質を高める余地があるのであれば、もっと素晴らしいサイト目指して挑戦し続けてほしい。

Googleは良質なサイトを作っている人が報われるよう、日々改善を繰り返しているからだ。

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