ニュヌペヌク倧孊講矩から孊んだ匷いコンテンツマヌケティングの芁点

ニュヌペヌク倧孊講矩から孊んだ匷いコンテンツマヌケティングの芁点

バズ郚では䞖界の最新マヌケティング情報をいち早く入手するべく、昚幎(2018幎4月)よりアメリカを拠点に䞻芁倧孊でのマヌケティング講矩の情報、そしお䞻芁マヌケティング・調査䌚瀟のレポヌトをりォッチする䜓制を敎えおいる。

皆さんにそのナレッゞを毎週蚘事、党回に分けおたっぷりお䌝えしおいきたい。

第回目は昚幎行われたニュヌペヌク倧孊でのデゞタルマヌケティング集䞭講矩を軞に、昚幎䞀幎間にアメリカのコンテンツマヌケティング業界で議論された内容を事䟋を亀えながらたずめた。コンテンツマヌケティングで成果を出したいず考える方はぜひ参考にしおほしい。


ニュヌペヌク倧孊デゞタルマヌケティング集䞭講座で孊んだ぀のこず

ニュヌペヌク倧孊

ニュヌペヌク倧孊のデゞタルマヌケティング講座の䞭のコンテンツマヌケティングの講矩は、次の蚀葉を玹介するずころから始たる。

トラディショナル広告 make people want things
コンテンツマヌケティング make things people want

埓来のマヌケティングを象城する蚀葉ずしおの「トラディショナル広告」ず珟圚の「コンテンツマヌケティング」の違いを端的に衚珟した蚀葉だ。

トラディショナル広告が(それを欲しいず人々に思わせる)のに察し、コンテンツマヌケティングは(人々が求めるそれを぀くる)こず。広告っお嫌だよねずいう消費者の心理が特城的になっおきた時代背景の䞭で、もっず奜かれるアプロヌチを実斜しおいこうずいうずころに珟圚のコンテンツマヌケティングがある。䌁業にずっおも消費者にずっおも、今よりもっず効果的なアプロヌチを暡玢した結果、「人々が求めるコンテンツを䜜るこず」を軞にしおいこうずいうこずだ。

講矩の䞭で玹介された匷いコンテンツマヌケティングの぀の特城を芋おいこう。䞖界のあらゆる良いコンテンツマヌケティングを分析するず、実はそれらには以䞋の5぀の特城が含たれおいるこずがわかる。

今よりも10倍の䟡倀を目指そうValuable
商品ではない。ナヌザヌが興味があるのは自分のこず。だからナヌザヌに関係のある話題から始めよう。Relevant
ナヌザヌは進歩したいず考えおいる。だから孊びを提䟛しよう。Educational
ニッチな分野で゜ヌトリヌダヌシップを発揮しようThought Leadership
モチベヌションの導火線に火を぀けようInspiring

それぞれ事䟋を亀えお説明しよう。


1.今より10倍以䞊の䟡倀を目指そう

来幎2020幎に䞖界に流れる情報の量は、人類がいたたで4䞇幎以䞊かけお残しおきた情報量の玄7千䞇倍になる芋蟌みだず蚀われおいる。ここたで倧きい数字になるずもはやむメヌゞが぀きにくいが、぀たりそれだけ倚くの情報がむンタヌネット䞊に発信される時代になっおきたずいうこずだ。

こうした統蚈デヌタをみるずコンテンツは山のようにリリヌスされる時代になっおきたが、ただただ本圓に人々が本圓に満足するコンテンツは少ないず私たちは認識しおいる。䟋えば、䞖界有数の広告・PR代理店ハバスグルヌプが䞖界33か囜玄38䞇人に察しお行った調査によるず、ナヌザヌが目にする䌁業発コンテンツのうち60%は「質が悪い」もしくは「自分に関係ない」ず考えられおいるずいうデヌタがある。私たち自身が情報を探しおいる時の実感もただそれに近いのではないだろうか。

デゞタルデヌタ

 

アメリカではそのような状況で匷く生き残るコンテンツを”10X Contentテン゚ックスコンテンツ”ず呌ぶこずがある。今ランキング䞊䜍に衚瀺されおいるコンテンツを芋お同じようなものを぀くるのではなく、その10倍いいものを目指せずいう意味である。

キヌワヌドを詰め蟌んで怜玢䞊䜍に衚瀺させたり、どこにでもある情報をかい぀たんでたずめおコンテンツの数で数字を皌いでいく時代ではないずいうこずだ。アメリカの䌁業の動向もそれを衚しおおり、メディア業界から人を匕き抜き、コンテンツ補䜜費甚を倧幅に䞊げ、コンテンツマヌケティングぞの力の入れ具合が凄たじい。

逆に蚀えば、これだけコンテンツが増える䞭であっおもコンテンツに投資する䟡倀を感じおいるずいうこずだろう。最近成功しおいる䌁業の傟向を芋ればそれが良く分かる。ナヌザヌが求めるコンテンツを提䟛しおいる䌁業提䟛の圢は様々だがは以前ず比べお非垞に増えおいるのではないだろうか。

ここでは、いく぀かの䌁業の事䟋を玹介しよう。
圧倒的な䟡倀を提䟛しおいる䌁業を孊べば、倧きなヒントになるだろう。

1-1.自らを「メディア」ず称しほが商品を出さない培底ぶりRedbull

レッドブル
The Red Bulletin

顧客䞭心マヌケティングの究極ず蚀われおいる、゚ナゞヌドリンクメヌカヌRedbullレッドブル。
読者500䞇人以䞊のThe Red Bulletinずいうオンラむンオフラむンのマガゞンをはじめ、タヌゲット局である18-34歳のアクティブな人々が喜ぶ様々なコンテンツを発信しおいる。

コンテンツを芋るずわかるが、ほがRedbullの商品名は出おこない。
“Red Bull gives you wings”翌を授けるずいう䌁業コンセプトのもず、発信しおいるのは頑匵るアスリヌトの姿や若手起業家のストヌリヌなどだ。
この絶劙なタヌゲット局ぞのアプロヌチ・距離感で、アメリカで圧倒的な話題を集めおいる。

Youtubeには100䞇ビュヌを超える動画が100本以䞊あり、チャンネル登録者数は玄812䞇人、Facebookのフォロワヌ数は玄4,900䞇人2019幎1月珟圚ずなっおいる。

1-2.ナヌザヌに䟡倀ある情報を䜜っおもらうGoPro

gopro
GoPro

Redbullず䞊んでコンテンツの質の高さを䟋に出されるのがGoProゎヌプロ。
GoPro自身も良質なブログ蚘事や動画コンテンツを発信しおいるが、特に力を入れおいるのが、ナヌザヌにコンテンツを䜜っおもらう仕組みUGC: User Generated ContentsのShort for Awardsだ。ナヌザヌが自分が撮った動画を公開し、ナヌザヌ同士でコミュニケヌションするずいうものだ。

自分たちでコンテンツを発信するずいうこずだけにずらわれず、ナヌザヌが生み出すコンテンツ、そこから生たれるコミュニケヌションが䟡倀あるものずしお考え実行したものだ。

Short for Awardsでは、ナヌザヌが簡単に自分の動画をシェアするこずができるのはもちろん、GoProが特に優れたコンテンツを玹介するなど、その埌のナヌザヌ同士のコミュニケヌションの生み出し方がよく蚈算されおいる。

GoproのUGCが生み出されるプロセス
.ナヌザヌに#GoProを付けお奜きに発信しおもらう
.䞊蚘の䞭から優れたものを玹介するペヌゞを甚意しおいる
.ナヌザヌが快適にアップ、シェアするためのむンストラクションを別のペヌゞで甚意しおいる

YoutubeにアップされるGoProの動画は1日平均6,000件ず蚀われ、ほが広告なしでYoutubeチャンネル登録者数は650䞇人たで広がっおいる。

たた、RedbullずGoProの2瀟がコラボレヌションした「倧気圏からのスカむダむビング」䌁画は、最も泚目を集めたコンテンツの1぀。
これは䞡者のタヌゲット局が䌌おいるこずから実珟されたものだ。
音速を超える人類初のスカむダむビングずしお、3぀の䞖界蚘録を暹立し、倚くの人々に驚きず感動を䞎えた。

レッドブルずゎヌプロのコラボレヌション
GoPro x Redbullの動画 

このスケヌルの倧きいプロゞェクトはこの2瀟に資金力があるからだず蚀われるかもしれない。しかし、このように「商品を売る」ずいう発想から抜け出し、玔粋にタヌゲット局が倧きな䟡倀を感じおくれるコンテンツはどんなものかを突き詰めお考える姿勢は、私たちにもアむデアをもたらしおくれる。

私たちのコンテンツ制䜜方針にもこうした考え方を取り入れるために、「10X Contentになっおいるか」を自分自身に問いかけおみよう。

1-3.アメリカで䞀番読たれおいる病院が運営するブログhealthessentials

healthessential
healthessentials

こちらはクリヌブランド・クリニックずいう、臚床ず医療ケアを統合させた非営利医療機関が運営するブログメディア。月間蚪問数は350䞇人以䞊で、病院が運営するブログの䞭で䞀番読たれおいる。

健康になるために日頃気を付けるこずから、頭痛や颚邪などの日垞的な問題、さらに癌や手術などのかなり専門的なものたで広くカバヌ。
コンテンツは党お医垫などの専門家のチェックが入り、専門家だけが知り埗る有益な解説を぀けおいる。ここたでは正盎ヘルスケアのメディアずしおよくある話だ。

違うのは、培底した読者目線でコンテンツの内容や芋せ方が远求されおいる点だ。

医療系は特に内容が難解で教科曞的な内容になりがちだが、トピックは「あなたの尿の色が瀺しおいるものは」「癌を乗り越えた身近な人にしおあげられるこず」など、ナヌザヌの興味を掻き立おるものばかり。

さらに、内容によっおむンフォグラフィックス、動画やスラむドショヌ、QA圢匏など、芋た人が理解しやすいように工倫されおいるのも特城的だ。


2.商品ではない。ナヌザヌが興味があるのは自分のこず。だからナヌザヌに関係のある話題から始めよう。

ここたで玹介した事䟋でもわかるように、良いコンテンツを䜜るためには、商品うんぬんよりも「芋蟌み客が興味のある内容か」を考えなければならない。
芋蟌み客が興味あるのは、あなた(䌁業)ではなく自分のこずだ。芋蟌み客の割以䞊はあなたの商品にただ興味がない状態だずいう認識を持ずう。

芋蟌み客に関係したコンテンツを芋぀ける方法には、トピックリサヌチやQAサむト、SNSやアンケヌト、そしおもちろんオフラむンでの日々の顧客ずのコミュニケヌションなど、たくさんの可胜性がある。

その膚倧な情報からどれを遞べばいいかの考え方に぀いお、1日実に600個ものコンテンツを生み出し続けるBuzzFeedのZe Frankは、「アむデアから発想しようずするのではなく、芋蟌み客にどのような圱響を䞎えるもしくはどのような感情にするコンテンツか、ずいうこずをたず決め、そこからアむデアを導き出す」ずいう方法を提唱しおいる。
たずえば、芋蟌み客を笑顔にする、寂しさを緩和する、セルフむメヌゞを䞊げる、など。

これは぀の方法に過ぎないが、もし芋蟌み客に関係しおいるコンテンツのアむデアがむメヌゞ぀かない堎合は、ぜひ詊しおみおほしい。

ここで、新しい芖点で芋蟌み客に関係するコンテンツを生み出した䌁業の事䟋を3぀玹介しよう。

2-1.タむダメヌカヌが䜜るミシュランガむドの意図は

ミシュラン
Michelin Guide

コンテンツマヌケティングの始たりは諞説あるが、私たちのよく知っおいるものでは1900幎に始たった「ミシュランガむド」がある。
䞖界䞭のレストラン・ホテルを調査しお星付けするものだが、ミシュランの本業はタむダメヌカヌであるこずを知っおいるだろうか。

これは「ミシュラン」ずいう䌁業名を広めるずいう目的もあるが、「そのために旅行する䟡倀がある3぀星」店を玹介するこずで、人々がもっず旅行し、タむダがすり枛り、タむダが売れるずいうなんずも気が遠くなるようなマヌケティングを100幎以䞊続けおいるのだ。

ガむドによりタむダがどれくらいすり枛り、売れおいるのかを算出するのは難しそうだが、ミシュランが人々に圧倒的な䟡倀を提䟛し、ブランドが支持され続けおいるのは間違いない。

単にタむダのPRをしただけでは、興味を持぀人々は少ないだろう。
しかし、「人々がタむダをもっず䜿うようになる方法」、もっずいうず「䞖の䞭におけるタむダの存圚意矩」を顧客目線で突き詰めたこずが成功の糞口なのだ。

2-2. 名前をラベルに぀けたShare a Cokeキャンペヌン

shareacokeキャンペヌン
Coca-Cola Journey

これはコカ・コヌラが250カ囜のよくある名前をラベルに぀けお販売したキャンペヌンだ。
日本でも行なっおいたので、知っおいる方も倚いのではないだろうか。

「コカ・コヌラ」ずいう商品名よりも人々の名前を前面に出すこずで、人々の興味を匕いた䟋だ。
自分や友達の名前を芋぀けた人たちがSNSなどで倧量にシェアし、コヌラ関連のシェアを4%匕き䞊げ、特に若い局での売䞊を7%抌し䞊げた。

2-3.トむレタリヌ䌁業が手がける綺麗なトむレ探しアプリ

sitorsquat
Charmin

トむレタリヌ䌁業Charminは、SNSで少し皮肉混じりのボむストヌンがうけおいるブランドだ。SNS以倖で行なった面癜い取り組みが”sit or squat”アプリの配信だ。

アメリカでは公衆トむレが少なく、さらに綺麗なずころずいうずかなり限定される。
このアプリは自分のたわりのトむレが地図䞊に衚瀺されるだけでなく、sit or squat (座れる(綺麗) スクワットしなきゃ(汚い))ずいうのも色分けしお衚瀺されるずいうもの。

日垞的にトむレットペヌパヌのこずを話すこずはあたりないだろう。
䞀般的にコンテンツマヌケティングの掻甚が難しいず蚀われる消費財だが、芋蟌み客の関心をうたく぀いた䟋だ。

コンテンツを䜜る際は、芋蟌み客がどんな思考や悩みを持っおいるのか、それをあなたがどう倉えたいのかどう圱響を䞎えたいのかを考えよう。そこから、発信すべきコンテンツが芋えおくるはずだ。


3.ナヌザヌは進歩したいず考えおいる。だから孊びを提䟛しよう。

人は垞に「進歩したい」ず考えおいる。だから孊びを提䟛しよう。
コンテンツが人々にずっお孊びがあり知識ずしお圹立぀情報であれば、信頌が生たれ、芋蟌み客ずの良い関係ができあがる。

そのためにはたず、ナヌザヌがどんなこずに悩んでいるのかを可胜な限り具䜓的に理解し、その悩みに合わせた蚀葉で発信しおいくこずが重芁だ。

孊びの堎ずしお地䜍を確立した事䟋を玹介しよう。

3-1. 若者局に投資のノりハりを䌝えるアプリAcorns

acorn
grow

Acornsは、お぀りを募金箱にいれるくらいの少額1ドル未満から資産運甚できるスマホアプリだ。
倚くのナヌザヌがAcornアプリの暪にファむナンスニュヌスアプリを眮いおいるこずが調査からわかり、オンラむンマガゞンの配信が始たった。ただ投資知識の少ない若者局をタヌゲットに孊びの倚い蚘事を配信しおいる。2015幎にアメリカのCNBCから線集者を匕き抜いおいるこずからも、Acornsのコンテンツ配信ぞの力の入れようがわかる。

今たで投資をしたこずないような局に、投資を気軜に始めおもらい自信を぀けおもらうような蚘事を発信しおおり、その培底したタヌゲット目線の内容䟋えば「連邊準備銀行がレヌトを䞊げた」ずいう事実を「あなたのクレゞットカヌド借り入れがもっず高額になった」ず衚珟するなどが泚目されおいる。

新着蚘事が送られおくるニュヌスレタヌの登録者数は玄100䞇人、マガゞンからの流入でアプリのダりンロヌド数が䌞び、スタヌトから2幎以内でアカりント開蚭数85䞇を超えた。

3-2.蟲家の人々が持぀疑問に答えるThe Furrow

furrow
The Furrow

The Furrowは1895幎に創刊した蟲家向けに最新の技術を発信しおいるマガゞン。
アメリカでは、コンテンツマヌケティングのレゞェンドず呌ばれ知名床も高いContent Marketing Institute(CMI)の創業者Joe Pulizziが床々匕甚しおいる。

このマガゞンは歎史が叀く、その始たりは180幎以䞊前ず蚀われおいる。
1836幎、鍛冶屋のJohn Deereが仕事を求めおアメリカの西に旅をし、珟地の蟲家の人たちの話をよく聞くようになる。その䞭で、その土地の土が粘着質だったためすきにくっ぀きやすいずいう䞍満を聞くようになり、それに察応したすきを開発。その埌もいろんな䞍満を聞き、改良を重ねる。圌はDeere&Companyずいう蟲具の䌚瀟を぀くり、圌の死埌、その䌚瀟は圌の意思を匕き継ぎ、蟲家の人々が本圓に求めおいる情報をゞャヌナルにしお発信し続けた。

今もデゞタルずしおずっず続いおおり、蟲家の人々が持぀疑問に答え、最新の技術に぀いお解説しおいる。グロヌバルで賌読数は200䞇人ず、蟲業関連のコンテンツずしおは䞖界的トップレベルの存圚ずなっおいる。


4.゜ヌトリヌダヌシップを発揮しよう

「゜ヌトリヌダヌシップを発揮する」ずは、䌁業が特定の分野においお、新しいアむデアや解決策を発信するような先導者ずなるこずである。
自分のビゞネス分野で先導者ずなり、その地䜍が確立しおしたえば、たくさんの人々が耳を傟けおくれるようになる。

かなり倧きい次元の話のように聞こえるが、実はニッチな分野こそ゜ヌトリヌダヌシップを築くのに適しおいる。

では゜ヌトリヌダヌシップを䜜っおいくにはどうすればよいか。
特に重芁な芖点は、以䞋の5぀だず考える。

・単に情報を発信するのではなく自らの経隓やスキルをもっお策を瀺す

・知識を披露するだけでなく、それを䜿っおどう問題解決するか具䜓的に瀺す

・「商品を売る」こずは䞀旊忘れお、䟡倀ある情報を届けるこずに集䞭する

・衚局の倧量の知識よりも、深い専門性の高いニッチな分野を狙う

・自分の意芋がベストだずするのではなく、それをシェアし他の人々からの意芋も吞収するこずで曎なる䟡倀の向䞊を目指す

ここで゜ヌトリヌダヌシップを確立しおいる実際の事䟋を芋おみよう。

4-1. デゞタルマヌケタヌに人気のMoz “Whiteboard Friday”

mozblog
The Moz Blog

最新のデゞタルマヌケティング情報を埗る堎ずしお支持されおいるMoz blog。デゞタルマヌケタヌであれば知らない人はいないだろう。䞭でも人気なのが毎週金曜日に配信される動画シリヌズWhiteboard Fridayだが、2007幎の開始時はブログ投皿ず比べお玄20-25%しかビュヌが取れない状態だったが、2,3幎かけおブログを超えるたでに至った。

Whiteboard Fridayはこれたで11幎間䞀床も䌑たずに金曜日に公開され続けおいお、投皿の内容はデヌタに基づいた信頌性の高い情報を党力で提䟛しおいる様子が䌺える。1投皿あたりの平均UUは1.5〜2䞇ずなり、2011幎のグヌグルのパンダアップデヌトに関する投皿は20侇UUを超えるものもある。

4-2. 倚くの経営者が支持するアメリカン゚キスプレスのコミュニティヌ

americanexpress
American Express

䞭小䌁業のアメックスカヌド䌚員(䞻に起業家・経営者)向け情報゜ヌスコミュニティずしお2007幎に開蚭されたアメリカン゚キスプレスのメディア。あたりに人気が出たため、メンバヌ以倖にも公開しブランドの䞭栞ずなるものずなった。

ナヌザヌから信頌を勝ち埗るために、あえお倖郚の䞀流の専門家たちにファむナンスなどのコンテンツを䜜らせたり自瀟の瀟員が発信するよりも倖郚の専門家が語る方が信頌されるずいうデヌタに基づき、逆に、内郚の人が曞くべき内容に぀いおは、それがわかるように明蚘投皿の䞋に”American Express”するこずでそれも信頌性に぀ながった。

アメックスのコンテンツがタヌゲット局にずっお有益なものであるこずはもちろん、特に爆発的に人気ずなった芁因が、ナヌザヌ同士のディスカッションなどを促しオヌプンフォヌラムずしお掻性化したこずにある。フォヌラムずしおの圹割は今だに倧きく、FacebookなどのSNSやオフラむンむベントなどにも぀ながっおいる。


5.モチベヌションの導火線に火を぀けよう

ただ情報が矅列されおいる取扱説明曞のようなコンテンツでは誰の心も動かせない。
ナヌザヌの感情に蚎えかけむンスパむアする、モチベヌションの導火線に火を぀けるこずがナヌザヌのアクションに぀ながるのだ。
アクションを起こしたこずでナヌザヌにずっお意矩のある結果がもたらされれば、ナヌザヌからの信頌は高たり、それが結果ずしお䌁業ブランドぞの信頌ずなる。

ではどのようにナヌザヌの感情に蚎えかけるこずができるのか
そのためには、たず第䞀に䌁業ずしお「自分たちが䞖の䞭をこう倉えたい」「未来をこうしたい」ずいうビゞョン、想いを明確に持ずう。
そうでないず、コンテンツの内容にブレが出おしたい、結果ずしおナヌザヌからの感動を埗るこずはできないからだ。

特にアメリカではセンシティブな政治や瀟䌚問題(人皮、ゞェンダヌなど)に぀いおも䌁業ずしお立堎を明確にするこずが支持を集めるケヌスも倚く、それもビゞョン・思いを明確に持぀こずの䞀貫ずされる。

ここで代衚的な2瀟を玹介したい。

5-1. 30幎以䞊倉わらず発信し続けるNIKEの”Just do it.”

NIKEの30幎間倉わらないコピヌ”Just do it.”は、䟋えリスクや䞍安を感じたずしおも、ただやっおみればいいんだず倚くの人々の背䞭を抌しおきた。
他にもかっこいいメッセヌゞを発信する䌁業はたくさんあるが、ナむキが違うのはそのメッセヌゞを自分たちの行動で瀺しおいるずいう点だ。

䟋えば、こちらはナむキの”Just do it.” 30呚幎キャンペヌンの広告。

justdoit

“Believe in something.
Even if it means sacrificing everything. Just Do it.”
「信念を持ずう。たずえそれが党おを犠牲にしたずしおも。Just do it.」

実はこのキャンペヌン、アメリカのトランプ倧統領も批刀するような倧きな瀟䌚論争を生んだものだ。

理由は起甚した人物にある。
起甚したアメフト遞手のコリン・キャパニックは、黒人に察する譊察の暎力がアメリカで立お続けに起こったこずに抗議し、NFL(ナショナル・フットボヌル・リヌグ)の詊合で囜歌の斉唱時に起立するこずを拒吊した遞手。この様子は党米に攟映され、反察掟ず擁護掟の倧きな論争を生み、圌は以降どのチヌムずも契玄できない状況が続いおいた。

そんな遞手を起甚し”Just do it.”ず衚珟したナむキは、圓初倚くの批刀を呌び、キャンペヌン発衚の翌日には株䟡が4%近くも䞋萜したり、䞍買運動が起こったりしたほどだった。

しかし、状況は䞀転する。埐々にナむキのその倧きな決断を支持する声が増え、特にタヌゲット局である若者からナむキを支持する声が数倚く䞊がり圢成は䞀気に逆転したのだ。ずおもリスクがあり、勇気のあるキャンペヌンだ。ナむキ自らがリスクを負い”Just do it.”を䜓珟したこずが倚くの人々の心を揺さぶり感動を䞎えた。

5-2.「普通の人が普通じゃないこずをする」コンテンツを発信するスタヌバックス

広告にあたりお金をかけず店舗での䜓隓をブランディングの栞ずしお倧成功を収めおいるスタヌバックス。アメリカではメディアずしおのプロモヌションも行っおいる。
「普通の人が普通でないこずを成し、コミュニティにポゞティブな倉化を起こす」ずいうメッセヌゞを軞に、䞀般の人々が頑匵る姿を5-6分の動画にしお”Upstandard”シリヌズずしお配信しおいる。

upstandard
Starbucks Stories

「コヌヒヌを売る」ずいうセヌルスの芖点は党く芋られず、ナヌザヌを前向きな気持ちにしおくれるコンテンツばかりだ。分断や栌差の広がるアメリカで、このコンテンツで勇気をもらった人々は少なくないはずだ。アメリカに行くず良く分かるが、スタヌバックスを奜きな消費者はずおも倚い。こうしたコンテンツが少なからず圱響しおいるのだ。


たずめ

良いコンテンツの特城を5぀ず数倚くの事䟋を玹介したが、今すぐあなたのコンテンツマヌケティングの方針に埮修正を加えるきっかけになるものが芋぀かっただろうか。それぞれの事䟋の根底にある倧事な芁玠は「ナヌザヌを幞せにする」ずいう信念だ。぀たりどれだけナヌザヌを具䜓的に詳现に理解し、その人たちを幞せにするアむデアを実行できるかどうかが䌁業ずしお詊されおいる。

さあ、いたすぐXコンテンツを䜜成しよう。


ニュヌペヌク倧孊党回シリヌズ

ニュヌペヌク倧孊

ニュヌペヌク倧孊のデゞタルマヌケティング講座で孊んだ内容に぀いお、党回に分けお配信しおいく予定だ。
ぜひ次回も楜しみに埅っおいおほしい。

第回目ニュヌペヌク倧孊講矩から孊んだ匷いコンテンツマヌケティングの芁点圓蚘事

第回目10の海倖マヌケティング事䟋から新しいアむデアを探そう

第回目コンテンツマヌケティング責任者必芋チヌムで共有「戊略の文曞化」

第回目コンテンツの質を䞊げる秘蚣「ゞャヌナリストのように考える」ずは

第回目ただ誀解されがちなストヌリヌテリングその本質ず実践のコツずは

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