URL 削除ツールで検索結果から削除する方法

Search Console の URL 削除ツールを使うと、Google の検索結果からページ情報を削除できる。ただし、闇雲に利用すると検索ランキングに悪い影響を及ぼす恐れがあるため、特別な状況の時だけ利用しよう。

例えば会社の社内情報や、機密性の高い個人情報などのページを誤って公開し、これが検索結果に表示された場合はすぐに利用した方が良い。

それではまず、あなたが URL 削除ツールの利用が必要かどうかからチェックしていこう。

検索結果の情報削除は一時的なもの
URL 削除ツールを使って、Google の検索結果から情報を削除するのは一時的なものなので、次の『robots.txtの効果的な活用方法』『noindexの使い方』『nofollowの使い方』も読んでしっかり対処しておこう。
注:ウェブマスターツールの名称が変更
Google は2015年5月20日にウェブマスター ツールの名称を Google Search Console に変更している。
ebook
ebook

1.URL 削除ツールを使用すべきでないケース

まず、次のケースに該当する場合はこの削除ツールを使ってはいけないので、当てはまるかどうかチェックしよう。

1−1.サイトから削除した古いページURLを削除する

この場合、URL 削除ツールを使う必要はない。なぜなら、Google は存在しないページを検出したら、検索結果から自然に削除してしまうからだ。

実際にバズ部で10記事以上のページURLを変更したことがあったが、しばらくすると古いURLは検索結果からなくなっていた。そしてURLを変更したページのアクセス数を大幅に減らすことは特になかった。

1−2.クロール エラーで検出されたURLを削除する

Search Console の「クロール エラー」で検出されたページを削除したい場合、この削除ツールを使う必要はない。クローラーがURLにアクセスしてページが存在しないことを検出した後、検索結果から自然に削除してしまう。

1−3.URLを統一するために利用する

次のサンプルURLの例を見てほしい。

http://www.example.com

http://example.com

見た目はほとんど同じで、どちらのURLでブラウザに入力しても同じサイトにアクセスできるが、検索エンジンにとっては全く別物と認識する。Google はこれをどちらかに統一するように提案している。

しかし、この URL 統一のために URL 削除ツールを使用してはいけない。この対処方法として『正規 URL を使用する』 に詳しく記載しているので一読して実行しよう。

1−4.ドメイン自体がスパム判定を受けている

もしあなたのサイトが検索結果の上位にほとんど表示されなくなった場合、Googleからドメイン自体がスパム判定を受けている可能性がある。その時に URL 削除ツールを使って全てをリセットしようとしてはいけない。

まず現状を正確に知るために『手動による対策でスパム判定を受けた時の対処法』を読んで確認してほしい。

1−5.ハッキングされたサイトのURLを全て削除する

これはまれなケースかもしれないが、もしハッキングされた場合、URL 削除ツールでドメインごと全てのページを検索結果から削除してはいけない。まずはハッキングの痕跡をクリーンアップして、再びクロールできるように設定する必要がある。詳しくは『サイトがハッキングされた場合の対処方法』 を確認しよう。

以上に該当しない場合、次の操作方法に進もう。


2.URL 削除ツール画面へのアクセス方法

Search Console の画面にログインしたら対象のサイトURLをクリックしよう。そして左メニューより「Google インデックス →  URL 削除ツール」の順にクリックする。

Google Search Console

すると削除ツールの画面にアクセスできる。


3.URL 削除ツールの使い方

ここでは例として1ページのURLを検索結果から削除する。まず「新しい削除リクエストを作成」をクリックする。

URLの削除

入力欄が表示されたら、ページURLを入れて「続行」ボタンを押そう。

URLの削除

すると次のように削除の詳細画面が表れる。

リクエストを送信

「理由」という項目では次の3つの削除方法から選べる。

  • 検索結果とキャッシュからページを削除
  • キャッシュからのみページを削除
  • ディレクトリを削除

キャッシュとは次のイメージのように検索結果の URL をクリックすると表示されるものだ。いつのページを参考にして検索エンジンが評価したのかがわかる。

検索結果のURLの隣にある矢印をクリック

ディレクトリを削除を選択すると、そのディレクトリ以下のページは全て検索結果から削除されるので注意しよう。

設定が完了したら「リクエストを送信」をクリックする。

するとリクエストを受け付けた内容が表示されるので、反映されるまでしばらく待つことになる。

URLの削除

1日経って確認してみた。下図のように表示から「削除済み」を選ぶと、ステータスが「削除されました」となっていた。

URLの削除

実際にGoogleで検索すると検索結果からなくなっていた。(ドメインの冒頭に「site:」を置いて、「site:http://◯◯◯.com」のように入力すると簡単にチェックできる)

以上がURL 削除ツールの確認方法となる。

カテゴリー サーチコンソール

記事をシェアする

  • B!

無料eBook:バズ部式マーケティング
広告費を1/10にして売上を倍増させる全手法

広告に頼り切ったマーケティングの打開策としてコンテンツマーケティングについて調べているけれど、よく分からないと悩んでいませんか?

本書は弊社やクライアント様がコンテンツマーケティングに取り組み

  • ・SEOのみで月間100万PV集めた方法
  • ・平均6.92%のコンバージョン率が出た新規顧客獲得法
  • ・CPLやCPAを大幅に改善した方法とそのからくり

など、コンテンツマーケティングの効果と、具体的な施策内容を全94ページに渡って詳細に解説しているものです。

ぜひ、貴社のWEBマーケティングにもご活用ください。

eBookをダウンロード